・実際にトランポリンをやってみたからより深く知りたい!
・東京オリンピックでトランポリンの楽しみ方を知りたい!
・技の難易度を具体的に知りたい!
おはようございます、こんにちは、こんばんは。とみゆきです。
前回書いた記事、”【初心者向け】トランポリンの健康効果を5分で解説!”はもうお読み頂けたでしょうか?
お読みいただいた方は、「トランポリンって健康によさそう」とか、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです!
まだお読みいただけてない方は是非一度お読みいただけたら嬉しいです!
さて、今回はトランポリンが健康によさそうというのはわかったけど、トランポリンについては全然知らないや。。。という方が大勢だと思うので、トランポリンについての知識をお伝えしたいと思います。
ちなみに知らなくてもトランポリンをする上では全く影響ありません(笑)
トランポリンの歴史

元々中世のサーカスに端を発し、1959年(昭和34年)に日本に伝わりました。
その後2000年に開催されたシドニーオリンピックから、正式に採用されています。
トランポリンのルール

「なんか宙返りするんだよね」とかのイメージはお持ちかと思います。
個人が遊びで行う分には関係ありませんが、オリンピックなどの公式競技では10本の宙返りを行うことが必須の条件となっています。
トランポリンの技の難易度

体操競技に多少でも興味がある方はすでにご存知かもしれませんが、体操競技は技の難易度に応じて難度が設定されています(跳馬以外)。
男子はA~I難度の9段階、女子はA~J難度の10段階です。
しかし、トランポリンの技には上記のような難度は設定されておらず、それぞれの技に点数が設定されています。
では技の点数はどうやって計算するのかというと、下記の式で表すことができます。
◆トランポリンの技の難易度計算式
技の得点 = 回転数 + ひねり数 + 姿勢ボーナス
1、回転数
宙返りをして90度回るごとに0.1点、1回転(360度)するとボーナスで+0.1。3回宙返り以上はさらにボーナスで+0.1点
回転方向が前だろうが後ろだろうが関係なく一律上記の計算式です。
2、ひねり数
180度ひねるごとに+0.1点
3、姿勢ボーナス
抱え込み(体育座りの姿勢)は加点なし
屈伸(長座体前屈の姿勢)、伸身(気を付けの姿勢)では1回転ごとに+0.1点
難度点は以上の3つの要素から計算されます。
つまり、計算自体は非常にシンプルです。
例)
・後方1回宙返り (抱え型) = 0.5 点
・後方1回宙返り (屈伸・伸身) = 0.6 点
・後方2回宙返り (屈伸・伸身) = (回転 0.5 x 2) + 姿勢の加点 0.2 = 1.2 点
・後方2回宙返り1回捻り (抱え型) = (回転 0.5 x 2) + 捻り 0.2 = 1.2 点
よって理論上は10回宙返りだろうが、物理的に可能かどうかはおいといてその技が成功した時に何点になるかは計算することが可能です。
トランポリンの採点基準

トランポリンの採点基準は下記4つの要素の合計・減点で計算されます。
すごい平たく言うと、トランポリンで高得点を取るには、「難しい技を、きれいに、空中にいる時間を長くして、真ん中から動かず」に行う必要があります。それぞれ順に解説していきます。
◆トランポリンの採点基準
- 技の難度点 (D点) – 難しい技を
- 技の出来栄え (E点) – きれいに
- 時間点 (T点) – 空中にいる時間を長くして
- 移動点 (H点) – 真ん中から動かず
1.技の難度点 (D点)
前項で解説した10本の宙返りの合計点です。
2.技の出来栄え (E点)
体操やフィギュアスケートをイメージしていただければわかりやすいかと思います。
着地の時に足がそろっているか、きちんときれいな姿勢になっているか、つま先まできちんと伸びているかなどが評価されます。
これは加点方式ではなく、20点満点からの減点方式になります。
3.時間点 (T点)
空中にいる時間を、1秒1点として加点します。
計測には最新鋭の赤外線センサーを使用しており、トランポリンが沈むのを感知して自動的に計測しています。
仮に空中に20.12秒いたとすると、20.12点が加点される形になります。
4.移動点 (H点)
競技用のトランポリンには、トランポリン上に赤いラインが引かれています。
この赤いラインによって区切られたエリアごとに減点が決められており、10回のジャンプの着地時にどのエリアを踏んだかで10満点から減点されていきます。

トランポリンは基本的に以上4つの要素から得点を計算しますが、一部例外として演技中にコーチが選手に声をかける、服装が既定の服装になっていないなどで特別ペナルティとして減点されることもあります。
まとめ
トランポリンのルールや採点基準などを知っていただくことで、実際にトランポリン場に足を運んだ時に、また違った観点からも楽しむことができます。
残念ながら2020年の東京オリンピックは延期になってしまいましたが、2021年の東京オリンピックでぜひトランポリン競技を見てみてください!
この記事があなたの一助になりますように^^!
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